「夕方になると靴がきつくなる」「靴下の跡がくっきり残って、脚が重い」「朝は軽いので、疲れだろうと放っている」。夕方の脚のむくみやだるさは、立ち仕事や座り仕事のあとに多くの方が感じる症状です。一方で、むくみは脚だけの問題ではなく、血管や心臓、腎臓、肝臓、甲状腺、薬の影響などで起こることがあり、「夕方だから疲れ」と片づけてよいものばかりではありません。
この記事では、夕方に脚がむくむ・だるいときに、疲れと片づけずに整理したいこと(始まり方・広がり・片側か両側か・伴う症状・体重の変化・持病)、急いで医療機関へ相談したいサイン、受診時に伝えたいこと、千歳烏山で相談先を考えるときの目安をまとめます。むくみの原因を特定できるのは医療機関です。この記事は、むくみの原因を自分で判定するためのものではなく、医療機関へ伝える材料を整理するためのものとしてお読みください。
いつから、どこまで、何と一緒に出ているかを整理する
「片側なら〇〇、両側なら△△」のように、むくみの出方から原因を自分で当てはめる必要はありません。整理したいのは、医療機関で聞かれる次のような事実です。
- いつから続いているか。急に始まったか、少しずつか
- むくむのは足首まわりだけか、すねやふくらはぎ、太ももまで広がるか。顔や手、お腹にも出るか
- 片脚だけか、両脚か。左右で太さや色、温かさに差があるか
- 夕方だけか、朝も残るか。翌朝に軽くなるかどうかは伝える情報であり、軽くなるから安全という意味ではありません
- 脚の痛み、熱っぽさ、赤み、皮膚の張りや色の変化があるか
- 息切れ、動悸、横になると息苦しい、夜中に息苦しくて起きる、咳が続く
- 短期間で体重が増えた、尿の量や回数が変わった、だるさや食欲の低下がある
- 長時間の座位(飛行機・長距離の移動・デスクワーク)、けが、手術、入院が最近あったか
- 持病(心臓・腎臓・肝臓・甲状腺・血圧・糖尿病)、飲んでいる薬(血圧の薬や鎮痛薬を含む)、妊娠の有無
片脚だけの急なむくみ・痛み・熱っぽさや、息苦しさを伴う場合は、次の節の救急のサインを先に確認してください。ふくらはぎを握って痛みを確かめたり、すねを押してへこみを測ったりする必要はありません。
医療機関へ相談したい症状
次のような症状は、脚のむくみとして様子を見ず、救急要請(119 番)をしてください。救急車が必要か迷うときだけ、救急相談(#7119)を使ってください。
- 突然の息苦しさ、胸の痛みや圧迫感、血の混じった痰(このうち一つでも 119 番。血痰や冷や汗が揃うまで待たないでください)
- 夜中に息苦しくて目が覚める、または横になると息ができず座っていないと苦しい(どちらかで 119 番)
- 意識がぼんやりする、受け答えがはっきりしない、気を失いそうになる
- 片側の手足の脱力やしびれ、ろれつが回らない、顔のゆがみ(どれか一つで 119 番)
- むくんだ脚の感覚が無い・鈍い、または色が急に青白く冷たい(どちらかで 119 番)
- けいれん、または妊娠中で意識がぼんやりする
次の場合は、自宅での工夫で様子を見ず、予約診療を待たずに、当日中に救急外来へ相談してください。
- 片脚だけが急に腫れた(痛み・熱っぽさ・赤みが無くても当日中の救急外来。長時間の座位、けが、手術、入院のあとを含みます)
- 両脚でも、急に強くなり、痛み・熱っぽさ・赤みのどれかがある
- 数日のうちに両脚のむくみが急に強くなり、息切れや体重の急な増加を伴う
- 脚の皮膚の赤み、熱っぽさ、急な腫れ、発熱(このうち一つでも当日中の救急外来。発熱が無くても、赤みと熱っぽさがあれば当日。赤いすじ、水ぶくれ、皮膚の紫色を含みます)
- 尿の量が明らかに減った、またはほとんど出ない
- 妊娠中で、頭痛、見え方の変化、みぞおちや上腹部の痛み、急な強いむくみがある(当日中に産科へ。かかりつけに連絡が取れなければ救急外来)
次の場合は、整体より先に医療機関(内科など)へ、日数を置かずに相談してください。
- むくみが続く、または繰り返す。朝になっても残る
- 顔や手、お腹にもむくみが出る
- 体重の増加、尿の回数や見た目の変化が続く、だるさ、食欲の低下を伴う
- 持病がある、薬を飲み始めた・変えたあとに出てきた
- 上に当てはまらない妊娠中のむくみも、日数を置かずに産科へ
- 皮膚の色が茶色く変わってきた、傷が治りにくい
ここに当てはまらないことは、受診が不要という意味ではありません。「夕方だけ」「翌朝軽くなる」を安全の判定に使わず、続くなら日数を待たずに相談してください。
受診時に伝えたいこと
- いつから、どこまで、片側か両側か(前の節で整理したもの)
- 息切れ・動悸・体重の変化・尿の変化・だるさの有無
- 最近の長時間の座位、けが、手術、入院
- 持病、飲んでいる薬・サプリメント、妊娠の有無
- 仕事での立ち時間・座り時間
内科のどの科に行けばよいか迷う場合は、まずかかりつけ医か、お住まいの自治体の医療相談窓口に相談する方法もあります。
確認を受けるまでに避けたいこと
- 新しいむくみを、片側か両側か、痛むか痛まないかで判断して揉む、マッサージする(原因が分かる前のマッサージは、血栓があった場合に危険です)
- 市販の着圧の靴下や、水分・塩分の制限、利尿作用をうたうサプリメントや薬を自己判断で始める
- 処方された薬を、むくみを理由に自分で中止・増減する(変更は処方した医療機関へ)
- むくみが気になるからと、原因の確認前にストレッチや運動のセルフケアを始める
- 「疲れだから」と決めて、息切れや体重の変化を見過ごす
足を高くして休む、長時間同じ姿勢を避けるといった工夫は、救急のサインや当日中に相談したい症状が無いときに限り、受診の代わりにはなりません。
千歳烏山で相談先を考えるとき
当院は、むくみそのものを対象にした施術は行いません。脚のむくみやだるさは、まず医療機関で原因の確認を受けてください。検査で異常が見つからなかったことだけでは、整体で対応できるかは判断できません。症状が続く場合は、経過と生活上の支障を受診先へ伝えてください。
当院では、初回にお話をうかがい、今の状態と、整体でお手伝いできる範囲・できない範囲をお伝えしたうえで進め方をご相談します。受診が必要と考えられる場合は、その場でお伝えします。医療機関での対処中に症状が変化した場合は、その医療機関へ相談してください。
よくあるご質問
Q. 夕方だけで朝は引くなら、疲れですか 夕方に出るむくみの多くは疲れや姿勢と関係しますが、翌朝軽くなることを安全の判定に使うことはできません。続く場合や、息切れ・体重の変化・片脚だけの腫れがある場合は、医療機関で確認してください。
Q. むくみがある日に相談してもよいですか まず上記の「医療機関へ相談したい症状」に当てはまらないかを確認してください。突然の息苦しさ、胸の痛み、夜中の息苦しさ、意識の変化、片側の脱力やろれつの異常、むくんだ脚の感覚消失や急な冷たさは 119 番です。片脚だけの急な腫れ、赤みや熱っぽさ、発熱、尿が出ない、妊娠中の頭痛や見え方の変化は当日中の救急外来です。これらがある当日は来院しないでください。当てはまらない場合も、むくみそのものの原因の確認は医療機関で受けていただくようお伝えしています。
ご予約・アクセス
千歳烏山駅から徒歩 4 分です。院の場所や駐車場、ご予約方法はアクセス・院情報をご覧ください。脚のむくみは、まず医療機関へご相談ください。


